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イラスト投稿 No.9

週刊ファミ通 2015年11月12日号に掲載されました。

えんぴつ

作業過程…という名の現状と課題
  • そもそもは、PCの不具合でディスプレイの解像度が最低値になってしまい、結果縦横の比率もおかしくなって、PCで下描きから仕上げまでの全工程を作業するのが困難になってしまったことから、お絵描きのモチベーションが下がってしまって早数ヶ月。高額なため再購入にも中々踏み切れず価格チェックの日々が続きました。
  • その現状を打破するために、とりあえずアナログで下描きを始めてみました。すると自分にとってはデジタルで下描きするときよりも、はるかに作業効率が良くなったことに気付きました。これまでは、やり直しが何度でもできて位置移動や反転も簡単にできるフルデジタルの方がずっと作業が捗ると思っていたのに、細かい線の修正や全体の把握・バランス取りはむしろアナログのほうが容易にこなせました。
  • 作業工程としては、はがき大の紙にシャーペンで下描きし、線を整えて主線をある程度まで仕上げた後、ペン入れや清書はせずシャーペン画のままスキャナではがきサイズの300dpiで取り込み。
  • そしてそのデータをファイアアルパカで開いて、【レイヤー】→【線画抽出】で線画を抽出し、入力バーの三角を左にスライドして、下描きの線や取り込んだ際のゴミや消しゴムの黒ずみを根気よく丁寧に消していきます。線画の付近は消しゴムツールより各種の透明ペンで消す方が自然な感じに仕上がります。続けて線画の補強と修正。ここではシャーペンのタッチを活かすべく、ネットで見つけた「やわらかいえんぴつ」を使用。これがシャーペン描きの線と馴染んで大活躍でした。 線画作成は上記の方法でグンと作業効率がアップしたので、今後は積極的にこの方法でやっていこうと思いました。アナログもデジタルも要は使いようですね。
  • でも低解像度のせいで作業範囲も狭く画面も粗いので細かい作業やタッチを活かした塗りはやり辛いです。そして目も辛い…。なので、塗りはあっさりアニメ塗り。
  • 新しく手に入れた素材集を試すべく背景に使用し、人物の上に乗算で重ねました。このままだとちょっと暗い感じがするので更にその上に背景を複製したものをオーバーレイでの50%で重ねました。そして、水彩系の素材を乗算で周りに配置しました。結果、掲載誌を確認したところ水彩素材は良い感じに馴染んでいるように見えましたが、背景と人物は明るくしすぎたみたいで、思っていた(背景の紙素材に直接描いているかの様な)効果があまり出せませんでした。
  • 前回のイラストの反省点であった、ディスプレイ画面と雑誌掲載時でのイラストの明るさの違いを考慮した表現は少し改善できたので、今後は乗算で重ねる際の、人物と背景の溶け込み具合と明るさとの折り合いをどうつけるかを引き続き検討していきたいです。
  • メモ:ファイアアルパカの「取り消し/やり直し」ボタンが消えてしまった場合。メニューの「ウィンドウ」→「初期化」でウィンドウの位置を初期化すると復活します。

はさみ

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えんぴつ
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